氷河期エンジニア、セミリタイアはじめました

セミリタイアしたけど結局1年でサラリーマンに戻りました

運動初心者はあまり効率を求めない方が良い

今週のお題「運動不足」

5年ほど前に本格的なダイエットを試みたことがある。

その際にダイエットアカウントを作って活動していたのだが、長年運動を続けていくうちに色々なことがわかってきた。

その一つが、「運動初心者は効率を気にし過ぎない方が良い」というものだ。

最近は筋トレブームが来ていることもあり、運動不足解消に筋トレを始める人が増えている。

今は書籍やインターネットで、簡単に効率的なトレーニング方法を知ることが出来る時代だ。筋トレなら8~12回が限界の負荷をかけて、それを数セットこなすとか、筋肉の部位を複数日に分けてトレーニングすることで、回復時間を確保するとかそういった情報だ。

確かにそれは科学的根拠にのっとった正しい方法なのだろうが、あまりそれにこだわり過ぎない方が良いと私は考えている。なぜなら、私の観測範囲ではその効率的なトレーニングを続けることが出来た人は10人に1人もいなかったからだ。

理由はいくつかあるが、1番の理由は精神的にきつ過ぎるということだ。1セット8~12回が限界になる重量でトレーニングするというのは、運動が苦手な人からすると相当な負荷になる。腕立て伏せを20回なら出来るかもしれないが、ベンチプレスを10発ギリギリの重量でこなすのは相当にキツイのだ。

また、正しいフォームが見についていないうちは、狙った部位にしっかり負荷をかけられないという問題もある。何とかベンチプレスをこなしたとしても、狙っていない部位の筋肉が先に疲れてしまう。疲れてしまうだけならまだ良いが、怪我をしてしまうこともある。

更に、トレーニング慣れしてない人は休むと復帰できなくなるケースが多い。毎日腕立て20回×3セットなら続くが、週に2回のウェイトトレーニングは続けられないといった感じだ。休みを多くとると習慣化に苦労する。

こういった事情を見ていると、運動慣れしていない人の取るべき運動習慣は以下のようなものになるのではないかと思う。

  • 軽い筋トレや有酸素運動をまずは毎日少しだけやってみる
  • ウェイトをやるなら気持ち的に嫌にならない程度の重量から始める
  • どんなトレーニングもフォーム優先で、負荷の強さにはこだわらない

もちろん、お金を払ってジムに行ける人であれば「毎回参加するスタジオレッスンを決める」などすれば、より運動習慣を作りやすくはなるだろう。

ネット上には効率的な素晴らしいトレーニング方法が溢れており、辛く厳しいトレーニングで凄い身体を作り上げている人も沢山目に付く。ただ、最初から同じように出来るわけでは無いし、同じようにやる必要も無い

どんなことでも最初はドンドン上達するように、身体も最初はそこまで追い込まなくとも十分に変化する。まずは辛くないレベルで、「運動がそんなに嫌じゃない」という感覚を作り上げると良いのではないかと思う。